ついに岩と雪の殿堂剱岳に登頂 その3
- 坊守
- 2022年9月13日
- 読了時間: 2分
剱岳登頂2泊3日の最後の日。
早朝6時、空は剱岳登頂を果たした達成感のように雲一つない快晴。
夜中に見た満天の星の思い出を胸に、劔沢小屋を後にしました。
辺りの草花は朝露でキラキラ輝き、空気は澄み切ってなんとも言えない清々しい気持ちで別山(べつざんという名の峰)へと向かいました。

尾根伝いは小石が多く、ところどころ足を取られそうになるも、慣れたもの。
鎖場が続く劔への道と比べれば、負担も恐怖心も軽く、景色を楽しむ余裕もありました。

40分ほど歩き、別山に到着。
別山へ登るのは、これが2回目です。
全く同じ景色を見ているにも関わらず、別山から見る剱岳は、憧れの遠い山から今回は身近な山に感じられた様な気がしました。
と、同時に、一度でいいから登ってみたいという気持ちは、また登りたいという気持ちに変わり、底知れぬ劔の魅力を感じた瞬間でもありました。
ぜひ、また、チャレンジしたいです!!

その後も、お天気は上々。
周りの山々の景色を眺めながら真砂岳から富士の折立、大汝山、雄山と縦走して無事に、室堂に到着。
ここまで来ると、なんとも言えぬ安心感と、一段の達成感が湧きました。

バスターミナルのレストランで、この3日間の行程が無事終了した事に喜びの乾杯、5年越しの剱岳登山の夢が叶いました。
こんなに嬉しいことは長男が生まれたとき以来で、この年になって味わえるとは思いもしませんでした。
絶対登れないと半ば諦めてましたが、続けていくことで、努力は報われるのだと実感した剱岳登山でした。
ありがとう、剱岳。必ず、また、来ます。
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