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坊守

ついに岩と雪の殿堂剱岳に登頂 その2

昨日の大雨が嘘のように上がり、空は雲一つ無い快晴。

いよいよ待ちに待った剱岳の頂上を目指し出発です。


尾根伝いを、一服劔(いっぷくつるぎ)、前劔と越えていきます。

途中、立ちはだかる岩場を、打ち付けられた鎖を頼りに登り降りする「鎖場」が9回も連続します。



イメージする登山そのものです。

特に高所恐怖症の私には過酷な道のりです。

景色を見る余裕はありません。2500メートルを超える高地ゆえ、息も切れ切れです。

それでも、ところどころに咲いている高山植物のイワギキョウやチングルマがその緊張を和らげてくれます。



そして迎えた最後の難関、9番目の鎖場「カニのタテバイ」。

もうここまで来ると、気合しかありません。

下を見ず、後ろを振り返ることも無く、鎖をつたって聳え立つ大岩を一気に登っていきます!



8時45分 遂にやりました

登り切りました!!

剱岳山頂

感無量 安堵感の後にこみ上げてくる、大きな達成感!!

思わず山頂の祠に合掌



喜びの余韻に浸りながら、再び緊張の中、山を下ります。

下りは、登りとは少し違うルートです。その最難関は直ぐに現れます。


今度はカニの「ヨコ」バイと呼ばれるもので、登るタテバイとは違い、岩場を横方向に下っていくことから、この名前がつきました。

下が視界に入るので、恐怖感はタテバイ以上です。

最初の一歩目に全集中をかける、、、



何とか行けた

私、生きてる、、、


大きな難所は超えたとはいえ、まだまだ不安定な鎖場は続きます。

ゆっくりと、最後まで気を緩めることなく慎重に下山。

帰り道でも、ところどころで高山植物が疲れと恐怖を癒してくれました。



11時45分 無事剣山荘に到着。

ずっと憧れていた剱岳登頂、やり遂げることができました。

登頂の時とはまた違った安堵感と達成感。


ここに来るまで、本当にたくさんの方に指導、応援して頂きました。

この場を借りて、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

山の怖さを侮ることなく、これからもたくさんの山に挑戦していきたいと思った剱岳登山でした。


おまけ

3日目の雄山縦走につづく。

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